2008年5月13日

銀河英雄伝説

小説やアニメの話で申し訳ない。が、この小説は、凄い。スペースオペラであるが、
架空の世界の架空の話であるが、構想力と着眼点とキャラクターが魅力的である。
当時この作品は、デビューしたばかりの彼の文章の下手さなんか関係ないくらい面白いものだった。

2つの対立する国家(帝国VS同盟)と、もう一つの中立国(2つの国を傀儡する商人の国)、
というわかりやすいシチュエーションで、戦争の構図を書いたものだ。
「優秀な独裁国家に、愚弄な民主主義と、どちらがいいのか?」という矛盾する命題を書いた。

私はこれで自分の住んでいる国の民主主義について、自由について、その矛盾について、学ばせてもらった。
何しろ日本という義務教育の中では「社会」という教科は微妙な色合いを持つので、
「現代史」は試験問題にならない(^_^;)<歴史年号ばっか
そして私はその世代の教育を色濃く受けた世代だ。(それでもうちのガッコの教師はよくやったよ)
だから余計にこの小説が持っている意味は大きかった。
架空の漫画のような小説の世界で、社会や歴史を知る意味を教えてもらえたんだから、こりゃ凄いさ。

小説は発表後7,8年弱(もっと短い?かな?)後、1990年代にOVAとしてアニメになった。
これが、脚本もさることながら、声優が素晴らしかったこともあって、
アニメといえば、このころ普通半年クールで放送期間というセオリーみたいなもんがあって、
よっぽど人気が無ければ、サザエさんやドラエモン、コナンにはならない。
原作がどんだけ続いていようと、それを追いかけられる幸せな作品は稀だ。
それを原作に合わせて全編アニメ化し、105話までやっちゃったんだから、こりゃ凄い。
テレビ東京だったかな?最初はその系列で放送してたね。OVAになってから放送だったかな?
毎週一回放送だったら、2年分だよ、まるまる2年分、全部で4部構成。
(外伝はOVAとしてでてるがそれはまた別ものと思って)

もちろん、漫画も出ている。これは道原かつみ氏が、第一部にあたる部分だけ本編を描いた。
(最初に外伝の話を描いたのがキッカケなんですけどね。私は道原銀英大好きだ。)

アニメ放送当時は、かなり資金難/またアニメも下請けで外注 という日本のアニメ界が
バブル後の煽りくらってどん底にあった状態なので、この作品も絵がとても荒いことも多かった。
でも脚本や、キャラの一言一句が魅力的な精彩を放って、声優もノって楽しんで演じてくれたので、
さらにいきいきした作品となった。
当時の他の一般的なアニメにかける声優へのギャラの総額の5倍はかかってると
そういうわれるほど、豪華な声優陣だった。

まぁ、そんなわけで、漫画/アニメが、この作品のイメージをさらに膨らませた結果、
放映が終ってもレンタル屋でビデオがジワジワと借りられ(この頃漫画は連載中だった)
そして製作会社側もDVDの時代になって、当時の一部荒い画像を修正して、DVDで再販し、
またそれもケーブルやら有料メディアなどで放映されて、とうに終っているにもかかわらず
いまだに人気ある作品だ。某大手SNSのmi○iにはその関連コミュもあって、くるくるよくまぁ回っている。
原作が1980年代で、アニメが1990年代、今が2008年なのだから、本当にこりゃ凄い(^_^;)

思うに再販以降の放送については、おそらくは「戦争モノ」なんかを「かっこよく」描いた作品として、
放送する側のスポンサーも、微妙な内容を多少右っぽい後押しされてるかもしれないが、
また結末含めて、独裁国家に民主主義は負けちゃって立憲君主の道を歩むだろうところで終るのだけど
(そこがまた笑えるというか日本ではそう書くしかなかったのか、はたまた作者の出身大学があそこだからか?)

作品を観た側の視聴者からいわせれば、私は断然!同盟側ファンでして(笑)自由万歳(笑)

で、当時、実は銀英伝の放送の電波は、隣国にも飛んでいた(放送された?)らしく「台湾」では、
様々な海賊版のグッズがでるなどして、人気があった。台湾?台湾?!!!

そう、内容が内容だけに「このアニメは国によっちゃ放送されないなぁ~」そういう作品だ。
とっても、とっても、そういう作品だ(笑)
ガンダムは放送できるんだよ、結構どの国でも(軍国主義バンザイには割といいプロパガンダになる作品)。
けれど、銀英伝は、無理、絶対、どこの国でもいいよという作品じゃーない(^_^;)

アメリカでもあれは(一応でてるらしいが)、表立って見せれない、マニアーな有料TVでしか無理だろう。
アニメが子供のものだと思ってるってとこもあるけどね。フランスはどうなんだろ?
ドイツイメージして作ってる作品だから、欧州でも微妙に放送できないかもなぁ(^^;)

国際情勢も微妙な色合いを持つ中であの当時「台湾」という所で、
この映像が流されていた(まぁ海賊版にしろ)ということは、決して悪い事ではないはずだと、私は思う。
おそらくは不法な状況にあって流れてるので都合の悪い部分を修正してまで流してるとは思わないし。


さぁ、ネットの時代が来てしまった。いやおそらくはネットの時代より前の作品でよかったと、
この作品のファンたちは心にそっと思っているのかも知れない。
そして、この作品で見てきたことは、あーそれって歴史は繰り返す事実なのねぇ~と、
作品にダブらせて、ネットの中に追随する情報に、云々とうなずいてるのかもしれない。

Do You know "Heldensagen Vom Kosmosinsel" ?

知らない人は、
あなたが日本のアニメJapanime好きのオタクOtakuなら、日本語の勉強傍ら、見ることオススメする。
そして、
あなたが、日本人なら、是非!日本の社会や政治について知ってもらう手助けになるのでオススメする。


見ることで、知らないことが、いっぱいわかるし、ネットを通じて流れる情報に、
何が起きているのかわかるってことなんだと思うよ。気づいちゃってね。

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